「転職の思考法」を読んだ

読んだ。(ISBN-13: 978-4478105559)

内容も良かった、軸の話とか、being型とto do型とか。ストーリー仕立てで読みやすい。 逆質問のリストとかは、転職のときもそうだし今いる環境の良し悪しの言語化の良いきっかけになりそうなので再訪したい。

中でも一番印象に残ったのは、おわりにの村上憲郎氏の言葉の引用だった。

最終的に転職するような優秀なやつは、在籍しているときは、必死になって会社という『みこし』を担いでいるわけでしょ。 辞めるまではさ、一生懸命、会社を担いでくれる人材なのよ。 でね、反対に、一生この会社にしがみつくぞ、みたいなやつはさ、おみこし担いでいるふりして、ぶら下がっているわけよ。 人事部が大事にしなきゃいけないのは、ぶら下がっているやつじゃなくて、もしかすると3年後にいなくなるかもしれないけど、今必死に担いでいるやつなんだよ。 ほんとに担いでくれるやつだったら数年勤めてくれたら御の字じゃないの? そういうふうに人事部も考え方を変えないと

自分を振り返ると、新卒入社から2年ほどは「チームに貢献したい・できるように成長したい」と言っていたけど、今思うとかなり謙虚な表現だなと思う。

今3年目の終盤で、職業としてソフトウェアエンジニアをやることが何を意味するのか掴めて来たし、十分成長したと自負しているので、 自分なりにみこしを担いで引っ張っていく気概を持てたし、そのために何ができるかを能動的に模索して行きたいと思う。